牡蠣が苦手という人もいるからでしょうか､牡蠣独特の味のクセが強すぎず､上品に仕上げてあるなと感じました｡本物の牡蠣のバター焼きと比較すると､牡蠣本来のクセや風味がもう少し強くてもよかったかもしれません｡ただ､その分多くの人に受け入れられやすいとも思うので､広島土産にも向いているのではないでしょうか｡最後に…ポテトチップスももちろん美味しいですが､ぜひ本物の牡蠣も食べてください(笑)

まずパッケージの写真がいい！ 身がぷりぷりした牡蠣が網の上で焼けていて､その上には少し溶けたバターが…｡そして袋を開けた途端に感じられる磯の香り｡口に入れた瞬間も､牡蠣の香りが口いっぱいに広がり､一瞬海辺を思い浮かべます｡噛めば噛むほど牡蠣の味を感じることができ感動しました｡控えめな塩味も絶妙にマッチし､食べる手が止まらなくなります｡食べた時にパリッと聞こえそうな食感も癖になりそうです

一口に牡蠣の香りと言っても､蒸した時､むき身をフライパンで焼いた時､殻つき牡蠣を焼いた時…とそれぞれ違います｡どの状態のものが牡蠣パウダーに使われているか､とても興味が湧きました｡またバター焼き味という名前から濃厚な味を想像していましたが､実際には上品でふくよかさを感じる味でした｡焼き牡蠣の風味がもっと強くても良かったかな…とも思いますが､広島牡蠣のミルキーさはとてもよく表れていると感じました

袋を開けるとほのかに磯の香りが…｡我々牡蠣好きには少し物足りないかな？(笑)｡味の方は､牡蠣が入っているため通常のバター味よりまろやかで深みがあると感じました｡手触りや歯応えは通常のポテトチップスとあまり変わりませんね｡あと､うちの女性や子どもに好評だったのがパッケージ！ 優しく温かな色合いがいい｡昔ながらの牡蠣関連商品は､海を感じるブルー系や強いイメージのものが多いので､意外だったようです

食べる前に一番心配していた牡蠣の臭さは全くなく､ふんわりとした後味が印象に残りました｡味も甘みがあり､塩気が少なめで大変美味しかったです｡私､ふだんあまりポテトチップスを食べる機会がないので､食べた後は喉が渇くのかな？　とか思っていましたが､そんなこともなく…｡実は広島県は､甘めの味付けの料理が多いんです｡このポテトチップスもほどほどに甘くて広島らしさがあり､とても良く出来ていると思います

こっくり濃厚とした味わい｡牡蠣とバター､それぞれの個性が引き立っています｡バターの香りが口いっぱいに広がり､ポテトチップスのパリッとした食感と相まって､次々手に取らせてしまうのではないでしょうか｡緑茶や烏龍茶も合うし､お酒のつまみにも良さそうです｡あとパッケージも素敵！ 網に乗った牡蠣の写真と､かわいいイラストがデザインされていて､随所に牡蠣が散らばっています｡裏面のわしらマークも嬉しいです(笑)